【美容師が教える】ノンシリコンシャンプーなんて必要ない!?

最近のシャンプーではノンシリコンとかが流行っていますね。
今までほとんどのシャンプーにはシリコンが多少なりとも入ってたんですね、コーティング剤としてね。
今もシリコンの入っているシャンプーはたくさん売られています。
ノンシリコンシャンプーはブームみたいになりましたけど、じゃあシリコンは悪いのか?
ノンシリコンなら良いのか?
今日はそのあたりをお話ししていきます。
シャンプーの質は〇〇で決まる
シャンプーで重要なのはシリコンが入ってるとか、入ってないとかじゃないんですね。
配合されている界面活性剤・洗浄剤でシャンプーの質が決まります。
例えば、洗浄力の優しいアミノ酸系・ベタイン系のシャンプーってゆうのは髪の痛んでいる人向きですね。
脱臭力のある高級アルコール系と、よく使われているのはラウリル硫酸やラウレス硫酸ですね、これらは脱臭力が強いので髪が痛んでる人が使うとより髪が痛みやすくなってしまいますよね。
他にも、すごいいろんな界面活性剤があってその一つ一つにメリット・デメリットがあります。
まぁ、そうゆう組み合わせでシャンプーの質の良し悪しや、個性が出てくるんですね。
やっぱり痛んでる人やパサついてる人には、主成分がアミノ酸系のものとか、ベタイン系のものが向いてるかなと思います。
シリコンはコーティング剤
もともとシャンプーには、軋みをなくしたり髪の毛を保護するってゆう役割のために、コーティング剤が入っています。
2005,6年の頃からですかね、大手メーカーがシリコンふんだんに使って、1回使っただけで髪が劇的にサラッサラになったり、艶っつやになったりするシャンプーがすごく売れたんですよ。
まぁ最初は感激するけどね、使い続けるとやっぱりだんだん感触が落ちて髪が動きにくくなったり、頭皮もベタついたりで影響していきますよね。
髪というか頭皮まで多すぎるシリコンで覆われることになりますらね。
だから、シリコンを入れ過ぎると髪の毛や頭皮がべたついたり、薄毛になったり、カラーやパーマが入らない。
シリコンの間違った使い方の例かなと思います。
まぁ、コーティング剤の役割で過剰に艶だしをしようと大量投入したのが、そもそもシリコンシャンプーの間違いだったんですね。
で、その隙を狙ってノンシリコンシャンプーが出て売れていったんですけど、ノンシリコンではあるけどシャンプーにコーティング剤が入ってない訳でもなく、ノンシリコンってゆう言葉はただのイメージ戦略ですね。
ノン・シリコンシャンプーのメリットとデメリット
まあ、シリコン・ノンシリコンにもメリット、デメリットがあるのでまとめますね。
- シリコンシャンプーのメリット
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- キューティクルが壊れるのを防ぐ
- 毛髪同士の摩擦を減らす
- ドライヤーの熱から守る
- 広がりやすい髪をまとめやすくする
- シリコンシャンプーのデメリット(過剰に入れた場合)
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- カラーやパーマがかかりにくい
- 髪の軽さが出にくい
- 頭皮の健康が保てないとゆうことがありますよね
- ノンシリコンシャンプーのメリット
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- 洗い上がりが軽やか
- 髪が軽い
- 毛の質にもよりますがサラサラになりやすい
- ボリュームが出やすい
- 自然派コスメ好きには安心感がある
- ノンシリコンシャンプーのデメリット
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- 髪が軋む
- 髪のダメージが進行する
- 熱に弱い
まとめ
あくまで、シリコンはシャンプーに入っているコーティング剤の1つなんです。
シリコンが悪い訳ではなくて、シリコンを入れ過ぎるってことが問題なんですね。
コーティング剤の役割程度の量だったら全然OKかなと僕は思います。
また、シリコン、シリコンって言いますけどシリコンにも何千種類もあってね、分子量も全然違いますし、すごく軽いものがあったり、水に溶ける水溶性のものがあったり、蒸発してしまう揮発性のものとかね、いろいろあるんですよ。
あくまで、ノンシリコンだから良いとかと言うことでなく、ノンシリコンで、かつ他のコーティング剤が入っていなくても、髪を十分保湿できるシャンプーが良いシャンプーですね。
髪をダメージから守るためにはシャンプーも大事ですが、他にも髪にダメージとなることはあります。
まずは、髪ができるだけダメージを受けないようにすることが大事ですね。
こちらで髪のダメージについて基本を知っておきましょう^^!